久しぶりにテレビを見ているときに、たまたま出会った番組。

膀胱がんを患ったジャーナリストの立花隆氏は、世界の最前線の研究者たちを取材する中で、がんの正体を根源的な部分から見つめなおそうとした。立花氏の思索の旅を追う。

題名の「思索」ドキュメントの通り膀胱がんを患った立花氏の考えを中心に描かれていました。最後の「人は死ぬまで生きることができる」というのはまさにその通りかと。ただその考え、ある意味達観ともいえるかもしれませんが、に至るまでの道のりが長いのも事実で、その道のりも一人一人全く違うものなので、こうしたら大丈夫、とかこうしたら早くたどり着ける、といういわゆる処方箋のようなものもない。

日常診療をみているとこの道のりをどう過ごすのか、周りがどうサポートしていくのかによって全くその後が違うということをよく感じる今日この頃。自分はこの道のりに対してどう接していけばいいのか?そう自問自答する今日この頃。

ここ最近告知をすることが当たり前になっているが、もちろんそれはそれで正しいと思うのだけども、告知をされた後、道のり半ばで放心状態である方々を見かけるときに本当によかったのだろうか?と思うこともしばしば。じゃあどうしたらいいのか、というのも又難しい・・・。

「がんと共に生きる」とよく言われますが、結局のところ最後の「人は死ぬまで生きることができる」という考えに至るまでの道のりをどう思索し、どう生きていくのか?癌を完治することがきわめて困難な現在では、最善の治療(加療)はその道のりを手助けすることなのかもしれません。

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